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羽生結弦の大記録が全選手を高次元へ。今季のGPファイナルは見どころが多い! [羽生結弦 試合]

いよいよ、GPFですね!
NHK杯より高得点を出すのを・・・期待はしていますが・・・・
正直、心の奥底では・・・優勝さえしてくれれば良いと思ってます!

どちらにしても、NHK杯の得点を超えるのは羽生くん自身以外いないですから・・
いまはまだ、そんなに追い詰めたくはないですよね!
まだまだ・・・彼の伸び代はいっぱいあるのですから・・・・
焦らずに、静かに見守りたいものです!

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羽生結弦の大記録が全選手を高次元へ。今季のGPファイナルは見どころが多い!

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羽生結弦の出した歴代最高点の影響は?

 男子では、NHK杯でSP、フリー、総合の歴代最高点を出した羽生結弦のニュースの熱がいまだ冷めない。それは羽生も含めた男子全員に、多大なプレッシャーを与えることになるだろう。

 羽生にとって、あのレベルの演技を再び繰り返すことができるのか。またさらにそれを超える演技ができるか、という期待がこれから常について回ることになる。彼の新記録が他の選手によって破られることは当分ないと予測されるが、自分に厳しい羽生には、自身との戦いが待っているだろう。
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メンタルの強さが問われる男子シングル。

 また他の男子にとっても羽生のNHK杯の演技は大きな刺激となったに違いない。

 中でも、現世界チャンピオン、ハビエル・フェルナンデスにかかるプレッシャーは半端なものではないだろう。自国開催で当然優勝が期待されるフェルナンデスが、普段は仲がよいトレーニングメイトでもある羽生の出した新記録に、どう応えるのか。

 またスケートカナダでは羽生を振り切ったパトリック・チャンにとっても、新たな厳しい勝負が待っている。彼の競技者としての胆力が問われるときである。
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若手たちには思い切りの良い演技を期待。

 その一方で、今回シニアGPファイナル初進出となった3人、宇野昌磨、村上大介、そして中国のボーヤン・ジンにとっては、プレッシャーはそれほどでもないに違いない。出場することそのもので一つ大きな目標を達成した彼らには、順位にこだわらずに伸び伸びとした演技を期待したい。彼らが思い切りの良い演技を見せたなら、メダルのチャンスは十分ある。

 実力者が揃った男子では、守りに入った選手が落ちる。そういう厳しい現実が待っているだろう。
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女子シングルは予想が非常に困難!

 一方女子は、今季は誰が飛びぬけて強いという選手はいない。

 表現力において浅田真央に近づける選手はいないものの、ジャンプにおいては若手たちも難易度の高いコンビネーションを入れてくる。どの選手もそれなりに技術と表現力のバランスのとれた顔ぶれで、誰が表彰台に上がってもおかしくない試合になりそうだ。

 浅田真央にとっては、やはり最初の3アクセルを成功させて演技を波にのせることが一つのキーになるだろう。転倒はポイントが失われるだけでなく、体にとっての負担となる。ベテランの彼女にとって、全体のペースを保って2つのプログラムを可能な限りミスなくこなすことが表彰台の鍵となる。


それぞれの持ち味が見せる華やかな戦いを期待。

 初出場の宮原知子は、正確な技術に加えて、表現力が驚くほど伸びてきた。NHK杯で見せたような演技を繰り返すことができれば、バルセロナでもメダルが期待できる。

 ロシアのエレナ・ラジオノワ、エフゲニア・メドベデワはいずれも手堅くジャンプを決めてくる若手たち。アメリカのアシュリー・ワグナーは大きな試合での勝負に強く、初出場となるグレイシー・ゴールドは今季のプログラムが素晴らしい。

 誰が表彰台に上がるとしても、見ごたえのある華やかな戦いになりそうだ。
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ペアはデュハメル&ラドフォードが守るか。

 一方ペアでは、全勝を続けている世界チャンピオン、昨年のGPファイナルチャンピオンでもあるデュハメル&ラドフォードがリードし、残りの組が彼らを追うという構図だ。

 出場7回目となる川口悠子&アレクサンドル・スミルノフには、ベテランらしい味わいのある演技で2個目のGPファイナルメダルを期待したい。ソチオリンピック銀メダリストのストルボワ&クリモフは昨シーズン後半から続いていたスランプから徐々に立ち直りつつある。

 ペアもトップチームの間では4回転スロウジャンプ、4回転ツイストリフトなどが珍しくない時代となった。充実した試合が期待できるだろう。
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米国が3組も進出果たしたアイスダンス。

 アイスダンスは、GPシリーズ始まって以来初めて、チョック&ベイツ、シブタニ&シブタニ、そして初出場のハベル&ドノヒューと、アメリカのチームが3組進出した。そんな中で、優勝候補は唯一GP2試合を連覇した、カナダのウィーバー&ポジェである。昨年もこの大会で優勝した彼らが、ここでタイトルを守ることができるかどうかに注目。また4度目の出場となるイタリアのカペリニ&ラノテには、初のメダル獲得を期待したい。ロシアのボブロワ&ソロビエフは昨年の怪我を経て、2年ぶり、5度目の挑戦となる。
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今季も注目のジュニアの見どころは?

 一方ジュニア男子は、昨年宇野昌磨に続いて2位だった山本草太が日本から唯一進出した。米国のネイサン・チェン、ロシアのドミトリー・アリエフら強敵とメダルを争うことになる。

 女子は昨年に続いてロシアと日本からそれぞれ3人が進出。だが日本は、昨年と全員顔ぶれが入れ替わり、今年は白岩優奈、本田真凜、三原舞依が初のジュニアGPファイナルに挑む。

 去年のジュニアGPファイナルチャンピオンは、宇野昌磨とエフゲニア・メドベデワ、そしてペアのセガン&ビロドーが、今季のシニアGPデビューで早くもファイナルに進出を果たした。世代の入れ替わりが早くなっている昨今、今回のジュニアたちからも目が離せない大会になりそうだ。
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(「フィギュアスケート、氷上の華」田村明子 = 文)

元記事は こちら






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